WEDDING REPORT 2017・12

LINEで送る
Pocket

「けじめ」だからと言われて結婚式することにしたんですよ。」

と新婦さまが打ち合わせの時にぽそっと話してくれました。
「けじめ」って、確かに一言で説明しても伝わりにくいな・・・と私自身、感じていたことでした。経験上、「けじめ」って、当日を終えてみたところで、あらためて湧いてくる。
そんな感じなんじゃないかな・・・と思い、「当日、感じることができることなので、一緒に準備を頑張りましょう!」とお話しさせていただきました。

秋晴れの中、式は護国神社・披露宴は松月で執り行われました。

いつもおしゃべりが大好きでいつも楽しい話をしてくださった新郎様もこの日ばかりは、緊張した様子でした。無事を式を終え、松月に着いた時にようやく笑顔を見せて下さいました。

お二人の入場前にはプロジェクションマッピングでスタートを!!

料亭での意外な演出にみなさん驚いておられ、ワクワクとした中で、ご両親さまと一緒に鏡開きをして披露宴が始まりました。

22196274_1476797602411543_157000526323965328_n

今回は新婦様が長野出身ということで、お二人には、富山のものと長野のものを紹介したいという思いがありました。特に、新婦様のおじさまがわさびを作っておられるということで、今回は、自分でわさびをおろしてお刺身を召し上がっていただくことにしました。新鮮なお刺身に、おろしたての生わさび。やはり味・香りが全然違う!!と、皆さまにとても喜んでいただくことができました。デザートにも長野産のぶどうを振る舞い、富山の幸と、長野の幸をご堪能いただくことができました。もちろん、引き出物も富山のものを新婦家に、長野のものを新郎家にご用意させていただきました。

新婦お色直しのお手引きは妹さんと弟さんにお願いしました。子供が産まれたばかりの弟さんはいろいろな思いが込み上げてきて、涙が溢れました。そんな弟さんを思いやる新婦様。とてもあたたかい兄弟の姿を見ることができました。

22154261_1476797605744876_5541772059681548952_n

新郎様はおばあちゃまと。「こんなこと最後だわ〜」と、とても嬉しそうにご新郎さまの手をつないで歩かれたおばあちゃま。小さい頃は当たり前のように手をつないでいたはずなのに、こうやって何十年ぶりにまた手をつないでみて感じることがたくさんあるんだなと思いました。

お色直しは引き振袖に。古典柄の落ち着いた雰囲気の着物に赤の小物を合わせて華やかさを出しました。

中学からフルートしていた新婦様が久しぶりに友達と演奏して下さいました。ほとんど一緒に練習ですが、とても美しい音色 を披露してくださいました。

新郎の友人さまからは、メッセージムービーを作っていただきました。その後には、サプライズで新郎のお母さんからお手紙を読んでいただきました。愛情深く育てられたお母さんの思いがすごく伝わるお手紙でした。これには、いつもコミカルなトークと笑いでその場を盛り上げてくださっていた新郎様も涙をこらえることができませんでした。

披露宴の最後には、家族への感謝の気持ちを込めたお二人からの感謝の気持ちをこめたオリジナルムービーでお開きへ。
ご家族様も小さいころのお写真をとても懐かしそうに見ておられ、笑いあり、涙をありの思い出に残る素敵なご披露宴になりました。

「終わった後にお二人がみんな楽しそうでよかった!」と言って下さいました。
楽しい披露宴にしたいというのがお二人の希望でしたので、とても嬉しかったです。そして、それ以上に嬉しかったのが、お二人自身がとても楽しそうだったことです。

22089300_1476797609078209_4188145599880085406_n

この日ためにいろいろと悩んでおられた新婦様。みんなが楽しんでくれるかとても心配しておられたと思います。お二人のために集まって下さったみなさまと同じ気持ちを共有することで感じることがたくさんあったと思います。

この日を通してお二人も「けじめ」をつけることができたと思います。
いつも打ち合わせ楽しかったです!!
これからも末長くお幸せに!!

プランナー 女川奈津子